トヨケカミ(豊受大神)の祭祀

こんにちは!今日はトヨケカミ(豊受大神)の祭祀について考えてみたいと思います。

アマテルカミトヨケカミの御人柄は大変謙虚なのですが、

お二人は統治者、最高指導者でありながら、

この謙虚さは一体どこから来るのだろうと不思議に思っていました。

そこで、トヨケカミが定められた祭祀体系をおさらいしてみたいと思います。

トヨケカミという人

トヨケカミは東北の名門タカミムスビ家第五代目の当主となった方です。

トヨケカミ

トヨケカミは、ヒタカミ(東北)にて、マツリゴトの改革を行い、

祭祀する神体系を整理しました。

これによって、人々が心をひとつに合わすことができるようになったとあります。

人心が安定すると、食料生産にも復興が起きて、ヒカシノキミ、ホツマキミと褒めたたえられ、

そして、トヨウケとも呼ばれました。(トヨ=豊穣ウ=大いなるケ=食糧)の意味。

それでは、トヨケカミが作った祭祀体型をモトアケフトマニの図を見ながらもう一度

振り返りたいと思います。

モトアケの図

以下に漢字以前に使われていた古代文字(ヲシテ文字)で書かれたモトアケの図になります。

ここで少し用語の解説をしたいと思います。

フトマニの図

モトアケとは、天地・宇宙黎明の意味、モトモトともいいます。

モトモトフトマニの図にあるヨソコ(49神)の中心(ナカミクラ)を指します。

中心に書かれている文字はアウワと書かれています。

そして、一段下がるとトホカミヱヒタメ、その外周にアイフヘモヲスシと書かれています。

それぞれモトアケを構成する神なのですが、具体的にどのような神なのか、以下の表にまとめました。

モトアケに書かれる神分類意味
アウワ天地・宇宙絶対神アメミヲヤ
アウワ人間界初の人類ミナカヌシ、クニトコタチ
アウワキタノホシ(北極星)
トホカミヱヒタメクニトコタチノ8人の御子
ト・ホ・カ・ミ・ヱ・ヒ・タ・メ
トホカミヱヒタメ季節の神ト(夏)ヱ(冬)タ(春)カ(秋)
トホカミヱヒタメ方角の神ト(南)ヱ(北)タ(左)カ(右)
トホカミヱヒタメト(アオ)ヱ(キ)タ(シロ)カ(アカ)
トホカミヱヒタメ人間界タマノヲを結び寿命を守るカミ
トホカミヱヒタメ別名ヤモト/ヤモトカミ
アイフヘモヲスシアワウタの頭韻を連ねたもの
言葉及び音韻を守るカミ
アイフヘモヲスシ物質界人の内蔵・生命・食糧を守る
アイフヘモヲスシ別名アナミカミ
ミソフカミ(三十ニ神)アカハナマ48音からトホカミヱヒタメとアイフヘモヲスシの16音を除いた32音

このモトアケ49神アメミヲヤ(絶対神)及び大宇宙を形どったものであり、人は大宇宙の縮図で小宇宙と考えられていました。

つまり、モトアケヒトをかたどっているモト(元)といえます。

高度な祭祀体系

このモトアケの図を見ると、まず中心に大宇宙絶対神を置いていた、

これは非常に高度な祭祀体型であると思います。

そもそも人類を生んだ、おおもとの存在に対する感謝と畏敬が感じられます。

そして、その次に地上で初めて営みを始めた存在のミナカヌシ

その次に、実際に豊かな国を建国したクニトコタチとその子孫のトホカミヱヒタメへの祭祀と続きます。

そして、宇宙の成り立ちから発生したアワウタは全世界の意味もあります。

つまり、モトアケ全体は大宇宙の縮図ともいえるヒトそのものを指します。

美鈴の考察

ここからわかることは、トヨケカミの祭祀は、

ヒトは大宇宙のアメミヲヤ、人類第一号、建国者から連なる一員と認識できます。

私たち一人一人が、先人の多大なご苦労や功績で生かされている存在と思えば、

自ずと謙虚になります。

実際にクニトコタチは日本国のそもそもの創始者であり、

アマテルカミトヨケカミも常に尊敬の念を抱き続けたお方でした。

クニトコタチ

更に、音や季節、方角にもカミとして敬えば、自分を大自然の一部とみなし、

自分勝手な振る舞いをつつしみ、先代への感謝次世代への慈しみの心を生みます。

つまり、おのずとアメナルミチへと繋がる祭祀体系となっていたことが分かりました。

もし、自分を神格化し、頂点に置けば傲慢になりますし、自分勝手な振る舞いをする危険性も出てきます。

そうすると、自分より弱い存在を大切にせず、粗雑に扱うかもしれません。

自分自身を常に誰かの下に置くことで、大宇宙やご先祖様からの多大な功績のもとにいる自分、

国を開拓して下さったクニトコタチから続く自分と思えば、

自ずと背筋が伸びて、生かされたことの感謝を次世代に引き継ごうという思いになります。

トヨケカミがこの祭祀体系により、常にご自身を律しておられたのではないかと思います。

今後もトヨケカミの祭祀については取り上げたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!