こんにちは!今日は政り事のヨヂ タテとヨコの話というタイトルで、上古代のマツリゴトの在り方について書いてみたいと思います。
今回はオホカシマさんが書かれたミカサフミの本文を参考にしています。
上古代では、政り事を良し悪しを、織物のタテ糸とヨコ糸に例えて考えていました。

具体的には、朝廷からトミ(臣)、トミ(臣)からタミ(民)への教導をタテ糸に見立て、
民衆の生活をヨコ糸に見立てる考え方です。
このタテ糸とヨコ糸がバランスよく織られることで、朝廷からの恵みが万遍なく民に行き渡ります。
しかし機織りの際に、ヨコ糸の締め方が強いと布がよじれてしまいます。
この状態では、朝廷からの教導が上手く下に伝わらず、停滞すると恵みが万遍なく、
行き渡らなくなってしまいます。
この状態をヨコシマと言います。
ヲシテ文字では以下のように書きます。紀元前から存在していた言葉です。


そのため、ヨコを取り締まる、ヨコベ(今で言う検察官)という役職も存在していました。
ミカサフミから出典
では、この内容が書かれている箇所を、ヲシテ文献のミカサフミから抜粋しましたので、ご覧ください。

アマノコヤネがミカサヤ(現:春日大社)で諸人に講義を始めた。
「私がとくフミはタテ糸にヨコ糸を織り合わせていくところの
マツリゴトと同じで、タテとヨコのヨヂを締めて、混乱がないようにしてこそ、
はじめて世の中をうまく収めることができることを説明します」

ハタノミチ(治世のミチ)における、ツカサ(=人々を指導する役割・官職)の
カミ(長)のクニを治める心構えは、
内には締めて(怠惰や傲慢にならず、富を独り占め等しないこと)
下にタス(潤す)ことにつきます。
ヨコ糸が引きつれてしまうと下々への恵みが滞ってしまうので、
ヨコ糸をしっかり締め込んで、アマカミ(上古代の天皇)からの
恵み潤しを十分に行き届かせることがポイントです。
まとめ
ここまでタテとヨコの話を見てきましたが、
マツリゴトにおけるタテとヨコとは、
アマカミがもたらしたメグミ(恵)に人々が感謝することで王権が成立し、

ツカサがバランスよくヨコをしっかり張ることで、ヨヂが整うことを、
上古代では、織物のタテ糸とヨコ糸になぞらえいたというお話でした。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
【参考図書】
ホツマ辞典/ミカサフミ・フトマニ 池田満氏著
ホツマ辞典/ミカサフミ・フトマニ 池田満氏著
