こんにちは!今日はヲシテ文献(漢字が導入される前に使われていた古代文字)で書かれた、
ホツマツタヱに出てくる、自然にまつわる言葉について書きたいと思います。
では、まずホツマツタヱ本文から見ていきたいと思います。
ホツマツタヱ 18-10

この文は、「ウツホ、カゼ、ホ、ミヅ、ハニがバランスよく混ざり
ミナカヌシ(=人類第一号)が発生した」と書かれています。
では、それぞれどういう意味なのでしょうか?以下の表にまとめたのでご覧ください。

ハニという言葉は、一見すると土?と思ってしまいますが、
現代日本語では土が乾いていても、湿っていても土は土です。
なので、厳密に言うと土壌の固層でしょうか。
表の右側に書かれている「ヲ」は「陽」、「メ」は「陰」を意味します。
ウツホ・ホ・カゼのは軽いヲが集まって「ヒ(太陽)」となり、
ミヅとハニは重たいメが集まって「ツキ(月)」となったと
(ミカサフミ120頁参照)
この5大基本要素が大宇宙の生成に深く関わっていたとミカサフミに書かれています。
自然神として祀られたカミ
この5大要素を擬人化して、祀られたカミが存在します。
皆さんもご存じかと思いますが、
ミヅを擬人化したミヅハノメやハニを擬人化したハニヤスメは
いずれもメ(陰)であるため、女性のカミです。

ミヅハノメを祀る代表的な神社が奈良県吉野郡に鎮座する丹生川上神社であり、
主祭神:罔象女神(ミヅハノメ)となっています。

ヲシテ文字を漢字に当てはめるとどうなるか?
ホツマツタヱ関連著書の池田氏はヲシテ文献に出てくる言葉を漢字に当てはめるのは、
オリジナルの正しい意味から乖離してしまうと述べています。
例えば、ヲシテ文献に出てくる「ウツホ」を「空」という漢字に当てはめてしまうと、
本来のウツホが持つ「気体」の意味が伝わらなくなります。
これは翻訳につきまとう問題です。
英語で説明するのが適切かは分かりませんが、
例えば「空」でも、インド哲学では「ether」、仏教では「emptiness」にニュアンスが近く、
ウツホの「気体」=「gas」とは全く意味が異なってしまいます。
そもそも「地水火風空」を五元素と呼ぶのは、
化学の元素を連想させるため、ちょっと違うのでは?
と思ってしまいます。
これは、明治時代にインド・仏教の五大(Five elements)が
日本語で『五元素』と翻訳されたからです。

地水火風空を「自然界の5大要素」
または「5つの物質的属性」と呼んだ方がしっくりきます。
このように、ドンピシャの訳語をあてるということは難しいものです。
日本語→外国語、外国語→日本語も然りです。
誤翻訳や誤解を避けるため、
美鈴も極力、ヲシテ文字で書かれた原本を読むようにしています。
最後はちょっと余談になってしまいましたが、
今日は、ヲシテ文献に見る、自然界の5大基本要素ということでお話しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
