こんにちは!今日はアマテルカミの治世 ~罪の計量化~というタイトルで、
アマテルカミ(天照大神)が行ったマツリゴトの改革のうち、罪人が犯した罪の計量化について説明します。
アマテルカミの治世には、水田稲作によって人々の生活は格段に豊かになったものの、
他人を妬む心やうらみが蔓延し、多くの諸問題が発生した時期でもありました。
そして、タミ(民)を教え導くトミ(臣)も驕りや傲慢さゆえに、
罪を犯し、ヲヲヤケ(朝廷)を蔑ろにする事態も発生していました。
罪の計量化の背景
それでは、具体的にどのようなトミ(臣)の横暴があったのでしょうか。見ていきたいと思います。
ネノクニ(今でいう北陸道)のクニカミ(国司)にカンミムスビ(トヨケカミの子)という方ががおられました。
そして、マスヒト(準国司)の役職には、イサナギ様の弟のクラキネさんとその継子(つぎこ)のシラヒト
という人物がついていました。

一方、サホコ(山陰道)には、コクミというシラヒトの仲間がいました。
この二人はアメナルミチに背くような悪だくみを行っていました。
そして、美女のサシミメという女性をクラキネさんの妾に送りこみ、そのかわりにコクミはマスヒトに任命されます。
クラキネさんが亡くなると、今度はクラキネさんの子のシラヒトが、
父の妾のサシミメさんに対して乱行し、その娘であり、妻でもあるクラコヒメをぞんざいに扱い、
挙句の果てに、二人をコクミの元へ追いやってしまいます。
このような出来事もあり、アマテルカミ(天照大神)は刑法における罪を計量化しました。
余談ですが、大祓詞の一節に出てくる天の益人とは恐らくシラヒトとコクミのことを言っているのだと思います。

罪の重さの尺度
それでは、具体的にアマテルカミ(天照大神)が定められた罪の重さの尺度をもとに、
コクミが犯した罪の重さを計量化すると、以下のようになります。

これを見るとコクミへの罪の計量は370クラになります。
そして、ヲヲヤケに対する信頼低下に対して、
極めて重い計量がなされていることは注目されます。
では、370クラとは具体的にどのような処罰となるのか?処罰の区分けを見ていきましょう。

これを見ると、コクミは死罪を賜ったということになります。
このシラヒトという人物はアマテルカミにとっても従兄弟にあたるので、
重苦の決断だったとは思いますが、シラヒトやコクミが行った、
権力(チカラ)をみだりに貸与することは、朝廷を蔑ろにする行為であるため、
最も重い罪を課せられたのでした。
アマテルカミの治世当時に、
公正を旨とした、量刑法を施行したことは、画期的な刷新であったと思います。
今日は、アマテルカミ(天照大神)が行ったマツリゴトの改革のうち、
罪の計量化について焦点を当てました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ホツマ辞典・ホツマツタヱを読み解く 池田満氏著
