二見浦の誓い 三重県伊勢市

こんにちは!伊勢神宮内宮を参拝し終えた美鈴はバスに乗って二見浦(ふたみがうら)にやってきました。

二見浦(ふたみがうら)は、伊勢湾に面した海辺で、夫婦岩と朝日の美しい景観で知られています。

古くから禊の地とされ、伊勢参拝のはじまりに心を整える場所として親しまれてきました。

二見輿玉神社(2024年撮影)

バス停を降りて、二神輿玉神社の参道を歩いていると目の前に夫婦岩が見えてきました。

参道から近距離で見学できるので、かなり迫力があります。

夫婦岩(2024年撮影)

太古の時代の二見浦

現在は二見浦の名称ですが、古くはフタイワウラ(二つの岩がある浦)と呼ばれていました。

古来からの景勝時でアマテルカミ(天照大神)が禊をされた場所でもあります。

禊をされるアマテルカミ

歴史的な重要地

アマテルカミ御在位時に国内最大級の騒乱、ハタレの乱が起こります。

ハタレとは他人をたぶらかして金品をせしめる者の集団で、その乱に加わった人々は総勢70万9千人にも及んだそうです。

関東で猛威を振るったハタレのうち、ハルナを首領とする一派はこのフタイワウラめがけて押し寄せます。

あわよくば当時のミヤコであったイサワ(現:伊雑宮)にまで到達しかねない勢いです。

そこでアマテルカミは御自ら乱の平定に御出立されたのでした。

このフタイワウラの地は、ハタレの乱の決戦地でもあり、ここでハルナは捕縛されます。

乱の平定後、正妃ムカツヒメ(=セオリツヒメ)マフツノカガミ(=ヤタカガミ)を置いたため、

フタミノイワと名付けられました。

セオリツヒメと鏡

フタミの意味

マフツノカガミハタレの乱に加わった人々が、その鏡を見ることで、

再び普通のタミに戻れるようにとの願いがこめられ、フ=(普通の)タミ(民)と名付けられました。

ヤタノカガミはこんな感じで置かれていたようです(眷属の方談)

アマテルカミはハタレの乱の再発を防ぐためには人々の心の内側を整えることが最重要であると認識されたため、

ミクサタカラ(=三種の神器)ヤタノカガミを追加しました。

ヤタノカガミには【全ての人々の心に自立心が育つように】という願いが込められています。

現代においても必要な教え

このハタレの乱の教訓は現代を生きる私たちにも通じる重要な教えになります。

自分のアイデンティティが確立されると、他人がどうであれ「それもその人の人生」であり、

「私は私」であると成熟した心の余裕が持てます。

自分の中に価値を置くと、充足感で満たされて、行動にも自信が持てます。

悠久の歴史のなかで、いつしか忘れ去られてしまった出来事ですが、

二見浦の地は上古代においては、とても意義深い重要な場所なのでした。

伊勢神宮参拝記はまだまだ続きます。

最後までお読みいただきありがとうございました!

【参考図書】
ホツマ辞典/縄文人の心を旅する:池田満氏著