こんにちは!今日は神奈川県大和市に鎮座する延喜式内社の深見神社をご紹介します。
神奈川県の延喜式内社一覧を見て気になったので、参拝に伺うことにしました。

こちらの神社は少し不思議な作りになっていて、本殿右側からの鳥居から入るようになっています。
御祭神は闇龗神(クラオカミ)、武甕槌神(タケミカツチ)、建御名方神(タケミナカタ)とあります。
深見神社に参拝した当初は既にホツマツタヱを読んでいたので、
『タケミカツチさんとタケミナカタさんかぁ。すごい組み合わせだな』思ってしまいました。
補足:タケミカツチさんはオホナムチさんの国譲りの際に、朝廷軍の副長官として最後まで抵抗したタケミナカタさんを制圧します。(タケミナカタさんはオホナムチさんの息子)
美鈴がこちらの神社でお会いしたのは、カシマカミことタケミカツチさんです。(カシマカミのことはブログに書きますねと言っておきながら、1年以上経過してしまい、申し訳ない限りである)

武術の達人:タケミカツチさん
タケミカツチさんは第九代アマカミのオシホミミ様に左の臣として仕え、武術に秀でていたため、アマテルカミよりカフツツツルギとカナテの称号を賜ります。
そもそも、タケミカツチさんのお名前は『武術によって雷(イカツチ)をも拉(ひし)ぐ』という意味があります。
また、カナメイシを据えて、地震を沈めた功績によりアマテルカミよりイシツツツルギを賜ります。
ハタレの乱の平定に尽力し、出雲の国譲りの活躍により、オシホミミ様よりカシマカミの称号が授与されます。

藤原氏の先祖
タケミカツチさんは親族の中でもひときわ優秀だったアマノコヤネさんにご自身の娘ヒトリヒメを嫁がせます。
お二人の間に生まれたオシクモさんの子孫が後の藤原氏となるので、タケミカツチさんは藤原氏の先祖でもあります。
(さらに上代はトヨケカミ、そしてクニトコタチに辿り着きます)

タケミカツチさんの人柄
タケミカツチさんのことが分かったところで、早速ご挨拶に伺います。
毎回のことなのですが、どの神社でも御祭神からとても歓迎されます。
まず拝殿に着くと、突風というか、嵐の時に吹くような強い風がサーっと吹きます。

そして、歓迎を示す自然現象が起こります。

タケミカツチさんは目の前にリアルにお出ましになっています。
自己紹介をして、この国の発展にご尽力下さった御礼を伝えると、タケミカツチさんは『よく来た』とおっしゃって、サーっと祓って下さいました。
改めて、タケミカツチさんを見ると、
体が大きくて、がっしりした体格の持ち主で、見るからに強そうです。
(タケミカツチさんに拉がれたスワノカミに思わず同情してしまった。それも遥か昔の話で、既にお二人は気にされていないご様子)

タケミカツチさんもとっても優しい方ですね。懐が深く、人格にも優れ、いかにも上古代の重鎮といった風情があります。
その後も度々、深見神社に足を運んだのですが、美鈴のブログを読んで参拝者が来てくださったようで、『愉快、愉快』とおっしゃって、
喜んでおられました。(神社を紹介してもらうのは、嬉しいようです)
ちなみに笑い方も豪快な方でした。(笑)
深見神社由緒
深見神社の由緒を見ると、『徳川時代に旗本であった坂本家が崇敬する鹿島神宮から御分霊をした』とあります。
タケミカツチさんは武道の達人でもあったので、武人や大名の崇敬を集めていたのでしょうね。

鹿島神宮にも参拝に行きたいですと言ったら、とても喜んでおられたので、機会があったらお伺いしようと思います。
武士の崇敬を集めた、上古代の偉大な重鎮はとても気さくで素敵な方でした。
深見神社に是非ご参拝ください。最後までお読みいただきありがとうございました!
参考図書:ホツマ辞典/池田満氏著