こんにちは!今日は神奈川県相模原市に鎮座する延喜式内社の石楯尾神社をクローズアップしたいと思います。
神奈川県の延喜式内社を見ていて気になりました。とにかく論社が多いという点も目を引きます。
論社とは:延喜式に記載された神社と同一もしくは後裔と推定される神社のこと。
論社が多い明確な理由は分かりませんが、恐らく①霊験あらたかであった②古くから信仰を集めていた
こんなところではないでしょうか?

神奈川県神社庁のホームページを見ると、現社殿は享保9年(西暦:1724年)に創建されたそうです。
神社庁のHP掲載の写真を見ると「この神社におでましになる方は相当時代が古い方だなぁ」と分かります。
となると『十中八九あのお方か、あのお方としか考えられない』、、、でもまさか、、、
確証が欲しい美鈴は先日もご紹介した深見神社のタケミカツチさんに聞いてみました。

『カシマカミは石楯尾神社はご存じですか?あそこにおられる方はどなたなのでしょう?』と尋ねると、
カシマカミは笑って『行ってみるがよい』(行けば分かるみたいな感じでした)とおっしゃったのです。
うーん、カシマカミが勧めるくらいだから、やはりそれなりの方なのでしょうね。
石楯尾神社の御祭神
神社庁のホームページから御祭神を見てみると、層々たる方々がお祀りされています。
石楯尾大神
産土神
伊邪那基幹神
天御中主神(高皇産霊神・神皇産霊神)
天常立神
国常立神
天照座皇大神
大歳神
猿田彦神
菊理姫神(幽産土神=速玉男神 事解男神)
事代主神
日本武尊
守良親王(亀山天皇の皇子)他
美鈴が『この方ではないか』と思った方も案の定名を連ねています。
石楯尾神社の由緒
さらなる確信を深めるために、今度は由緒を読んでみます。
古記録は焼失したそうですが、宮司さんが神社昇格願・明細帳訂正願等を調べて、正論の証明を発見したそうです。
神社の由緒では『人の生命のもと水穂の気が、地球の中心から出る産土地である神籬磐境の土地として神様がお定めになった所』とあります。
神社庁のHPでは『創建は今より二千年以上前(中略)古代人が神を斎き祀った所・斎庭として人々の崇敬の中心となり(中略)、高位の神々様が数多くお鎮り遊ばされて居り』(以下略)との記載。

ここを読んで『やはりあのお方だ』という確信を強めました。
そこで、上古代に詳しい眷属の方に尋ねると、やはりここにお出ましになるのは『あのお方』なのだそうです。
ようやく参拝へ
石楯尾神社が気になってはいたものの、実際に参拝したのは約1年後のことでした。
こちらの神社は神奈川県と山梨県の県境に位置しています。最寄駅から徒歩30分近くあるため、車での参拝がおすすめです。

年代を感じさせる社殿
神社庁の写真で見た通り、かなり古い建物でしたが、とても明るい神社です。

ここに本当にあのお方が?
さて、謎の御祭神の正体は次回ご紹介したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!