アマテルカミに学ぶアメナルミチ ~オシホミミ様即位のミコトノリ~

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こんにちは!今日はアマテルカミ(天照大神)ミコトノリからアメナルミチの理解を深めたいと思います。

アマテルカミという方を学ぶには、やはりフトマニミコトノリを熟読するのが最も近道です。

ホツマツタヱ、ミカサフミ、フトマニヲシテ文献を読むと、まず次元の高い内容に驚かされます。

次元の高い書物

中でもアマテルカミがお手ずから詠まれたフトマニは群を抜いています。

あまりの次元の高さに、果たして、生きている間にアマテルカミの次元に到達できるのか?とさえ思ってしまいます。

事実、これらのヲシテ文献は美鈴の精神年齢まで引き上げてしまいました。

以前は精神的に未熟な面も多々あったのですが、身の回りで起こる物事を俯瞰して見られるようになりました。

人の精神年齢まで引き上げてしまう書物は、やはり『本物』、本物どころか『第一級』と言えるのではないでしょうか。

前置きが長くなりましたが、今日は第九代アマカミ(天皇)のオシホミミ様即位の際のミコトノリを書き下し文から見ていきたいと思います。

アマテルカミのミコトノリ

ホツマツタヱ 11アヤ16頁

思わず涙がでるほど愛情のこもったミコトノリになります。

部下や後輩、またお子さんを育てている方にも、是非お読みいただきたい感動的な内容となっています。

意味を以下に記載します。(松本善之助氏の著書から抜粋:一部文章を変えてあります)

汝オシヒトよ。私に代わり長年怠りなく民を慈しみ育ててくれました。
アマカミの使命を全うしてくれたことを、ありがたく嬉しく思います。
ここにミクサノカンタカラ(三種の神器)を汝に授けます。
それはヤサカニノマカリタマ、ヤタノカガミ、ヤヘガキノツルギの三種です。
これはわが国の政治、道徳、刑罰、軍備などの重要な精神の原則を表徴しているものです。

補足:オシホミミ様アマテルカミ正姤ムカツヒメ(瀬織津姫)との間にお生まれになった方でイミナオシヒトといいます。(箱根の神山にお入りになられた方ですね)

オシホミミ様:小柄な方だったようです
さあ、初めに一番大事なヤサカニノマカリタマを受けるがよい。
これは、天の霊妙な光が、十分こめられている宝物です。
このタマこそ、わが民族の永久不変の理想たるアメナルミチを形どったものです。
このこころをよくよく味徳し、朝に優に拳拳服膺すればナカゴ(良心)は必ず真っすぐに保つことができます。
ヤタノカガミに対しては、心をカラにし素直に向かいなさい。
そうすれば、汝の本当の姿は、そこに写し出されるでしょう。
その姿がアメナルミチに適しているかどうかを、じっくりと反省しなさい。

補足:ヤサカニノマカリタマトノヲシエ(=建国理念)アメナルミチ(=恵民立国の精神)のモノザネを指す。

ヤサカニノマカリタマ:あくまでイメージです
国民の犯罪を罰するのも、同じ心で慎重にやるがいい。
またヤヘガキノツルギは、右に控えるフツヌシに預け、決して自分で持っていてはいけません。
武力を自分でもっていると、心が昻ぶったりした時、ついカッとなって、
これを振り回したくなるものです。
恐ろしく愚かしい結果を招かないように、くれぐれも注意が必要です。

補足:ヤヘガキノツルギアマテルカミが鍛冶師に作らせた八振りの剣を指す。

ヤエガキには、人々が自身の幸福のために罪を犯さないように垣を八重に回らせたという意味がある。

ツ(西)=ここではツルギのトミを指す。

けれども荒ぶる者があれば、断固として征伐する勇気を失くしてはなりません。
しかし無茶苦茶に兵を向けるようなことは厳しく慎むこと。
恵み和すという気持ちを忘れぬようにしてほしいものです。

ホツマツタヱ11アヤはまだ続くのですが、今日は一旦ここまでにして、続きはまた次回ご紹介したいと思います。

ミコトノリから学ぶアメナルミチ

以上ミコトノリの内容を踏まえて特筆すべき点は、治世の要は民を慈しみ、やみくもに武力を行使するのではなく、

あくまで恵み和す精神が根底にあったということです。

また、カミヨの時代のアマカミはアメナルミチを理想達成の目標とし、

ミクサノカンタカラ(三種の神器)のうち、ヤサカニノマカリタマトノヲシエのモノザネとして最も重要視していたことも分かります。

アマテルカミのお人柄

また、アマテルカミのお人柄を振り返ると、誠に愛情の深い方、謙虚な方ということが分かります。

アマテルカミには多くの子、孫、甥がおられたのですが、いずれも優秀なトミとなられています。

そして、外孫にあたるクシヒコさん(大国主命)に至ってはアマテルカミに生涯、誠心誠意もってお仕えし、

没後2000年以上経った現在も、真心を込めてお仕えしておられるという、誠に臣下の鏡のようなお方なのでした。

今日はこの辺で終わりにしたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました!

参考図書:ホツマ辞典:池田満氏著/秘められた日本古代史(続)ホツマツタヘ:松本善之助氏著

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