アマテルカミに学ぶアメナルミチ~ニニキネ様即位のミコトノリ~

こんにちは!今日は皇孫ニニキネ様即位の際に出されたアマテルカミ(天照大神)ミコトノリをご紹介します。

以前に一部を紹介していますが、今回は全文での紹介です。

いつものように松本善之助氏の著書から抜粋します。

アマテルカミ(天照大神)ミコトノリを読むことが、アメナルミチを真に理解する近道であると思いますし、

ヤマトタケさんのアメナルミチを後代に伝えたい意図を知ることにも繋がりますので、是非お読みください。

美鈴がアマテルカミのミコトノリを読んで感じることは、

ということです。

そして、このヲシテ文字で書かれたフミはアマテルカミご自身が『ヲシデは温かい心の贈り物です』と語っておられるとおり、

先代アマカミから連綿と後代へ受け継がれた愛情のこもったお文でもあります。

それでは早速見ていきたいと思います。

ニニキネ様即位の際のミコトノリ

はじめに、松本善之助氏が書かれた書き下し文から見ていきます。

ホツマツタヱ24アヤ10頁
アマテルカミ(天照大神)は、尊いアメナルミチの極意を書いた御文を、皇孫ニニキネ様に賜り、
そして、ミカガミをコヤネに、ミツルギをコモリに授けた。
そこで、大神は次のように仰せられた。

『先にミクサのタカラモノを我が子オシヒトに授けたが、
このミクサはオシヒトから汝の兄ホノアカリに譲られてはいない』

その時、左右に侍る大臣はフトタマとカクヤマでした。

そこで今、汝に直接ミクサのタカラモノを授けようと思います。
左に侍る大臣はコヤネ、右はコモリです。
国がうまくゆくには、キミとトミとタミとの心が、ひとつになることです。

仮に日の光を体一杯湛えた鳥が居たとします。
その胴体をタミに見立てます。首はキミです。
カガミとツルギの両大臣は左右の羽、足はモノノベです。
この各々がバラバラに動いたのでは、鳥は到底満足には飛べないでしょう。
だから、心一つになるのは、何にもまして大事なことです。

カガミヲミがしっかりせず、その子孫が滅んでしまえば、
タミの心は離れるに決まっています。
そうなれば、キミは御位につくことができません。

では、前編は一旦ここで区切りたいと思います。

アマテルカミキミ(君)・トミ(臣)・タミ(民)が一つになることの重要さを語られるミコトノリです。

鳥は日本国のモノザネ

アマテルカミキミ(君)・トミ(臣)・タミ(民)を一羽の鳥に見立てています。

というのも、鳥はト=(トノヲシテ)、リ=(有)に通じることから、日本国のモノザネとされていました。

このモノザネとは、『目に見えないものを目に見える形に表現すること』です。

鳥の体の部分が同じ方向を向くことで真っすぐ飛ぶことができますが、

各部位がケガしていたり、よそ見をしていると鳥はまっすぐ飛ぶことができません。

そのため、心を一つにすることの大切さをアマテルカミは述べています。

二のこころ

とはいうものの、心を一つにすることはなかなか難しいことでもあります。

お互いの意見が合わないこともありますし、相手が聞く耳を持たないこともあるでしょう。

晩年のアマテルカミ

アマテルカミが常に大切にされていたのが、『二のこころ』です。

『ニ』成ってゆくこころ、相手をいつくしむこころを意味します。

お互いの足りない部分を補う、サポートし合う、庇い合うも『二のこころ』に通じます。

お互いの足りない部分を非難するより、足りない部分を補い合う方が物事がより発展する気がします。

アマテルカミもこの『ニのこころ』を曇らさないために毎朝『アワウタ』を朗誦されていたそうです。

上の立場の者が下を慈しむのは感動を呼びますが、実践するのはなかなか難しいものです。

アマテルカミのミコトノリを読んで、深く心に落とし込んでいきたいと思うばかりです。

前編は以上となります、最後までお読みいただきありがとうございました!

参考図書
秘められた日本古代史『ホツマツタヱ』:松本善之助氏著
ホツマ日本の歴史物語1 『アワウタの秘密』:池田満氏著

カシマカミにご参拝(後編)~知られざる鹿島神宮の魅力~

今回は前回に引き続き鹿島神宮のお話です。特に天然記念物に指定されている『鹿島神宮の森』の魅力を中心にご紹介します。

奥宮と有名な『要石(かなめいし)』はこの鹿島神宮の森(鎮守の森)の奥にあるとのことなので、早速行ってみることにしました。

境内案内

20万坪に及ぶ敷地に800種を超える草木が生育とパンフレットに書かれています。

美鈴は日本各地に存在する有名神社には行っているのですが、こちらの鎮守の森は特にすごいと思いました。

多くの鎮守の森はその地に存在する森に職人さんの手が加わり、壮麗な景観が保たれているのですが、

入り口付近から撮影

こちらの鎮守の森は、それこそ『カシマカミ御在所時のまま残されてきたのでは?』と思うくらい『原生』に近い状態なのです。

かつ御神域なので、スピリチュアル的な明るさと波動の高さがまさに格別。この森は必見の価値があります。

(夏場は蜂も飛んでいますので、虫よけと日よけ対策がおすすめです)

奥宮にご参拝

さて、奥参道を進むと奥宮があります。御祭神は武甕槌大神荒魂となっています。

丁寧にご挨拶して、再度お招きいただいた御礼をお伝えします。こちらでもカシマカミの温かい歓迎のエネルギーを感じることができました。

誠にお喜びの御様子

要石『かなめいし』

奥宮を右手に行くと要石(かなめいし)があります。この要石タケミカツチさん(ちなみにイミナヒサヒコといいます)が地震を鎮めるために据えたものです。

要石を祀る

この要石はヲシテ文献ミカサフミ(編者:初代伊勢神宮神主クニナヅ・オホカシマ)に記載があります。

池田満氏著『新訂ミカサフミ・フトマニ』を参考にして書き下し文を書いてみました。(何分素人ですので、誤りがある可能性はご容赦ください)

ミカサフミ 1章21節

ミカサフミの写本は琵琶湖西北岸:高島町野々村家の土蔵に保管されていました。

保管されていた写本に要石のことまで書かれていたのですから、本当に驚くべきことです。

必見の禊の池:御手洗池(みたらしいけ)

案内板を見てみると、奥宮を左手に御手洗池があるとのことで、早速行ってみることにしました。

案内板

長いスロープを下っていくとお茶屋さん『湧水茶屋 一休』があり、その向かいに御手洗池があります。

ちなみにこのお茶屋さんは御手洗池の清水を使っているそうです。

冷やしぜんざいを頂きました
御手洗池

古くから神職や参拝者の潔斎の池で、神代の時代に御祭神(タケミカツチさん)が天曲弓で掘られた際に、一夜にして湧水したそうです。

タケミカツチさんが直々にこの池を掘られたのか~』と感動しました。それにしても、一夜にして湧水させてしまうとは、、、

こちらの湧き水は持ち帰ることもできます。(飲用の際は必ず煮沸との注意書き有り)

御手洗池口鳥居

東日本大震災より9年と5か月の時を経て竣工となったと鹿島神宮のホームページに記載がありました。

震災で大鳥居と御手洗池口鳥居が倒壊したそうですが、その他に甚大な被害はなかったそうです。

とても素敵な鳥居だったので、思わず撮影しました。

カシマカミご自慢の鳥居なのだろうか

さて、今回はカシマカミご自慢の鎮守の森をはじめ、主要な見学ポイントをご紹介しました。

記事に掲載しきれない見どころも沢山ありますので、是非足を運んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

参考図書:『ホツマ辞典』/『新訂ミカサフミ・フトマニ』 池田満氏著

カシマカミにご参拝(前編) 茨城県鹿嶋市 鹿島神宮

こんにちは!今回は茨城県鹿嶋市に鎮座する鹿島神宮参拝記を書きたいと思います。

鹿島神宮 鳥居

神奈川県大和市に鎮座する深見神社タケミカツチさん(カシマカミ)にお会いした際に、

「鹿島神宮にも参拝に伺いたいです!」とお伝えしたのは既に昨年の話。

タケミカツチさん

あれから随分経過してしまったのですが、先日ようやく参拝が叶いました。

カシマカミは非常に喜ばれて(本当に謙虚な方なのです)、ご丁寧に東京駅から鹿島神宮まで高速バスが出ていることまで教えて頂きました。

長らく謎だった鹿島神宮

鹿島神宮は美鈴にとって、長らく謎の神社のひとつでした。

創建が紀元前660年頃とのことですが、なぜ茨城県にこんなに古い神社が存在するのだろう?

御祭神:武甕槌大神

武甕槌命(タケミカヅチノミコト)鹿島神宮から神鹿に乗って、奈良の春日大社にこられた由緒は何かで見たのですが、

では武甕槌命が一体誰で、なぜ春日大社に来られたのかが全く分からなかったのです。

その疑問に答えてくれたのがホツマツタヱでした。

【タケミカツチさん(カシマカミ)の詳細を知りたい方はこちらをクリック】
カシマカミとの出会い

カシマカミ神代・第九代アマカミ(天皇)のオシホミミ様に仕えていた方で、鹿島神宮は元々タケミカツチさんの本拠地であったカシマミヤだったのです。

そして、後世の藤原氏が祖神であるタケミカヅチノミコト鹿島神宮から春日大社に勧請したために神鹿が尊ばれたと分かりました。

『そうだったのか。タケミカツチさんアマカミ(天皇)に仕えていた重鎮で、現鹿島神宮の地にお住まいだったのか』と納得したのです。

カシマカミにご対面

鹿島神宮に到着すると、まず鳥居の大きさに圧倒されます。『うわぁ大きいなぁ』と思わず見上げてしまいました。

さすがに神宮だけあって広大な敷地を有しています。

令和8年に十二年に一度の御船祭が斎行される

境内に入ると、心地よい御神気が漂います。そしてどこかで感じたようなこの雰囲気はまさしく、、、

『伊勢神宮!!』

そうなのです。伊勢神宮の雰囲気が漂うということは、タケミカツチさんはアマテルカミ(天照大神)と今もお心を一つにしておられるということなのです。

早速拝殿前に進み出ると、なんと!『タケミカツチさんがお静まり遊ばされている!!!』

拝殿

(こちらの写真にはタケミカツチさん御魂も写っていますが、掲載しても大丈夫!と許可を頂きました)

美鈴をご覧になると『よく来た』と仰せられ、全身で歓迎をお示しになられたのです。

深見神社でお会いした時よりも畏まっておられました)

深々とお辞儀をして、この国の発展にご尽力いただいた御礼をお伝えします。

今もなお、この国の行く末を見守って下さることが有難く、涙がポロポロこぼれてしまいました。

沢山の愛を頂いた美鈴は、再び深々とお辞儀をしてカシマカミの御前を失礼したのでした。

タケミカツチさん鹿島神宮へのご参拝を本当に喜ばれます。お近くの方や興味をお持ちの方は是非ご参拝ください。

(涼しい時間帯、涼しい季節のご参拝をおすすめします

さて、鹿島神宮にはその他にも見どころが沢山あります。それはまた後編でご紹介します。

最後までお読みいただきありがとうございました!

参考図書:ホツマ辞典 池田満氏著