今回は前回に引き続き鹿島神宮のお話です。特に天然記念物に指定されている『鹿島神宮の森』の魅力を中心にご紹介します。
奥宮と有名な『要石(かなめいし)』はこの鹿島神宮の森(鎮守の森)の奥にあるとのことなので、早速行ってみることにしました。

20万坪に及ぶ敷地に800種を超える草木が生育とパンフレットに書かれています。
美鈴は日本各地に存在する有名神社には行っているのですが、こちらの鎮守の森は特にすごいと思いました。
多くの鎮守の森はその地に存在する森に職人さんの手が加わり、壮麗な景観が保たれているのですが、

こちらの鎮守の森は、それこそ『カシマカミ御在所時のまま残されてきたのでは?』と思うくらい『原生』に近い状態なのです。
かつ御神域なので、スピリチュアル的な明るさと波動の高さがまさに格別。この森は必見の価値があります。
(夏場は蜂も飛んでいますので、虫よけと日よけ対策がおすすめです)
奥宮にご参拝
さて、奥参道を進むと奥宮があります。御祭神は武甕槌大神荒魂となっています。
丁寧にご挨拶して、再度お招きいただいた御礼をお伝えします。こちらでもカシマカミの温かい歓迎のエネルギーを感じることができました。

要石『かなめいし』
奥宮を右手に行くと要石(かなめいし)があります。この要石はタケミカツチさん(ちなみにイミナはヒサヒコといいます)が地震を鎮めるために据えたものです。

この要石はヲシテ文献のミカサフミ(編者:初代伊勢神宮神主クニナヅ・オホカシマ)に記載があります。
池田満氏著『新訂ミカサフミ・フトマニ』を参考にして書き下し文を書いてみました。(何分素人ですので、誤りがある可能性はご容赦ください)

ミカサフミの写本は琵琶湖西北岸:高島町の野々村家の土蔵に保管されていました。
保管されていた写本に要石のことまで書かれていたのですから、本当に驚くべきことです。
必見の禊の池:御手洗池(みたらしいけ)
案内板を見てみると、奥宮を左手に御手洗池があるとのことで、早速行ってみることにしました。

長いスロープを下っていくとお茶屋さん『湧水茶屋 一休』があり、その向かいに御手洗池があります。
ちなみにこのお茶屋さんは御手洗池の清水を使っているそうです。


古くから神職や参拝者の潔斎の池で、神代の時代に御祭神(タケミカツチさん)が天曲弓で掘られた際に、一夜にして湧水したそうです。
『タケミカツチさんが直々にこの池を掘られたのか~』と感動しました。それにしても、一夜にして湧水させてしまうとは、、、

こちらの湧き水は持ち帰ることもできます。(飲用の際は必ず煮沸との注意書き有り)
御手洗池口鳥居
東日本大震災より9年と5か月の時を経て竣工となったと鹿島神宮のホームページに記載がありました。
震災で大鳥居と御手洗池口鳥居が倒壊したそうですが、その他に甚大な被害はなかったそうです。
とても素敵な鳥居だったので、思わず撮影しました。

さて、今回はカシマカミご自慢の鎮守の森をはじめ、主要な見学ポイントをご紹介しました。
記事に掲載しきれない見どころも沢山ありますので、是非足を運んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
参考図書:『ホツマ辞典』/『新訂ミカサフミ・フトマニ』 池田満氏著