こんにちは!先日鹿島神宮に参拝した時にとても美しいアゲハ蝶を見ました。
鹿島神宮の鎮守の森は、太古の昔より原生に近い生態系が保たれている日本でも数少ない貴重な社叢です。
丁度、アゲハ蝶の繁殖の時期だったので、頻繁に見かけたというのもあるのですが、
このアゲハ蝶を見ると、あるお方を思い出します。

それが日本の大氏族、藤原氏の先祖、アマノコヤネさんです。
どういう訳かアマノコヤネさんに縁の場所に行くとアゲハ蝶を見ることが多いです。

昨年の夏、伊勢原大神宮の境内社、春日神社の周りにもアゲハ蝶が飛んでいました。
(アマノコヤネさんをお祀りしているところをみると、
伊勢原大神宮の方はアマノコヤネさんの子孫かもしれません)
眷属の方のお話によると、アマノコヤネさんは蝶々がお好きだったようです。
神秘的な昆虫:蝶々
蝶々はとても神秘的で、わずか1年で三~四世代と猛スピードで世代交代する昆虫です。
羽化して成虫になる頃には、既に一生の大半を終えています。

外敵に襲われるリスクから、鳥は一瞬で交尾を終えますが、蝶は外敵に襲われるリスクを負っても長時間かけて交尾を行います。
これは1回の交尾で確実に子孫を残すためです。
たった一度のチャンスに命をかけて子孫を残そうとする姿は、どこか心打たれるものがあります。
アマノコヤネさんもそんなひたむきな蝶々がお好きだったのではないでしょうか?
そして、不死・再生の象徴である蝶は桓武平氏の家紋として広く用いられました。

藤原氏の先祖 アマノコヤネさん
アマノコヤネさんは以前にもご紹介したとおり、ヒタカミの名家タカミムスビの出身で、イミナをワカヒコといいます。
ちなみにトヨケカミ(豊受大神)の曾孫(ひまご)にあたります。
御父上のココトムスビさんがナカクニ(今の近畿地方)のクニカミ(国司)に任命されたため、
アマテルカミ(天照大神)よりカスガトノの名を賜ったので、カスガマロと呼ばれます。
カスガというのは、恐らく悪を正すという意味なのでしょう。
カスガ:
「カ」=明るいこと、正しいこと
「ス(ル)」=為る、擦る、磨る、剃る
「ガ」=暗いこと、悪いこと
■出典:ホツマ辞典 池田満氏著
アマノコヤネさんの子孫は代々アマカミをお支えするカガミノトミ(左の臣)に任じられてゆきます。
アマノコヤネさんはどちらに?
伊勢原大神宮でわずかにアマノコヤネさんと繋がれたものの、はっきりとはお会いできませんでした。

アマノコヤネさんに是非お会いしたいと思って、テレパシーを投げかけてみます。
でも、まったく返事が返ってきません。これはニニキネ様の時と一緒です。
もう少し範囲を広めてテレパシーを送ってみても、なしのつぶてです。
しかし、鹿島神宮参拝後にようやくアマノコヤネさんのテレパシーを受け取ることができたのです。
というのも、カシマカミ(タケミカツチさん)とアマノコヤネさんは結びつきは深く、
カシマカミがアマノコヤネさんにお会いできるように取り計らってくれたようです。
ちなみに義父と娘婿の関係なので、アマノコヤネさんはカシマカミを尊敬しておいでなのです。
アマノコヤネさんに会える神社
さて、例によって神代の時代に詳しい眷属の方にお尋ねします。

「アマノコヤネさんにお会いできる神社はありますか?」と尋ねると、
神奈川県にいくつかあることが分かりました。
「では、はっきりお会いできる神社を教えて下さい」と尋ねてみます。
眷属の方はとある神社を教えてくださったのですが、
「ええっー!ほ、本当にその神社におでましになるのですか?」
と思わず、美鈴は唸ってしまうのでした。
さて、その神社とは?
アマノコヤネさんの参拝エピソードは次回ご紹介します。
最後までお読みいただきありがとうございました!
参考図書:ホツマ辞典/池田満氏著